コーエンの強制法と連続体仮説の否定モデル 第6/11章



ここで一息。
問題を軽くまとめます。

お題:
「整数の世界に住んでいる住人の視点から、
 整数と+−演算だけを使い、
 小数の世界の存在を証明せよ」
でした。


ここで「小数の存在証明」について定義しておきます。
それは具体的には以下の事を指す物とします。

1.整数ではない数字の存在を(整数世界の中から)証明する。
 この類の数字を仮に小数と呼びます。
2.小数についての+−演算を(整数世界の中から)定義する
3.小数についての+−演算の無矛盾性を(整数世界の中から)証明する

以上の3つが成立したら
(整数世界の中から)小数の存在証明を行えた事とします。


このコラムもこれから
それら3点を示すのを目的とします。

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