数学最強キャラ考察スレ 考えられる限りの、最大に巨大な物体を作る。(10/10)


レベルX クラス


全ジャンル作品最強議論とか言うネットでそれなりに有名なトピック。

人類が創作したキャラクターの中で最強議論を始めると、
必ず「トランスリアル」と言う作品。その中で登場する「クラス」と言う物体が
たいがい最強になります。


確かトランスリアルの作者さんは数学者です。
可算無限とか、非可算無限とか、明らかに数学的な専門ワードがたくさん出てきます。
彼が強さヒエラルキーの頂点に
数学の真の最強オブジェクト「クラス」を出してきたのも
まあ当然でしょう。



クラスと言うのは数学用語ですが、
ただし厳密な意味では数学じゃありません。


クラスの定義は
 「全ての集合を含む
です。


すなわちクラスの手にかかれば
 クラスC = {1,2,3,・・・、ω0、ω1,ω2、・・・・、到達不能基数、可測基数、コンパクト基数、S12基数、S13基数、巨大基数、・・・}
など

ありとあらゆる物体はただの点として扱われ、
クラスはそれらを全て内包しているので
クラスはどんな数よりもどんな基数よりも大きい。

仮にあの巨大基数よりも大きな
ウルトラ超巨大基数」なる物を人間の誰かが発明しようとも
クラスCはその定義により
ウルトラ超巨大基数も含むので
クラスC最強説は絶対に揺るがないわけです。



・・・・ですが
クラスは反則です。(^^;




なぜなら、クラスCはその性質・定義
 「全ての集合を含む」
ゆえに、
クラスCはクラスCを含まなければいけない。

つまりクラスCの定義は
 「クラスCはクラスCを含む」を一文に含む。


しかしクラスCを定義している最中に
まだ未定義のクラスCが出てくるアホな状態になり、
(まだクラスCは定義をしてる話の最中で、クラスCが何なのかわかってないから、その時「クラスCを含む」と言われても意味が通じない)


クラスCはアウト。
意味がわからない。文法が違反してる。読めない。

数学、と言うか学問としての最低条件さえ満たしてないので
数学からは不適切として除外されるのです。




・・・・・なおちょっとホラーな話ですが
クラスCが存在するかはまた別問題。


クラスCはただ単に「人間には記述できない」だけで、
もしかしたら神様レベルで見たら
クラスCは存在してるかも知れない。


そういう超越的なカテゴリ。研究の対象にはならないが、言うだけは言ってみる事もアリな
外の世界をクラスと総称します。



ってなわけでクラス最強です。
∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい




まとめ:
レベル 名前筆者のコメント
レベル1 自然数:1、2、3、4・・・ふつう
レベル2 整数無限大 ∞かなりデカいが、隙間(小数部分)が空いてるサイズ
レベル3 実数無限大 ω1直線に含まれる点の数と同じサイズ。隙間がなくみっちり詰まってる。
レベル4 ωn階層デカすぎて、人間の世界には相当例がないので大きさを例えられないサイズ
レベル5 (弱)到達不能基数(標準)数学の理論上限界のサイズ
レベル6 可測基数数学を拡張して初めて得る事ができるニューカマー。サイズは(弱)到達不能基数と同じ。その実例。
レベル7 コンパクト基数全ての到達不能基数が浮遊する宇宙を、網羅できる全宇宙的サイズ。
人間として、ギリギリ存在できるレベル。
レベル8 巨大基数数学をn段階、オートに果てしなく拡張。
しかしあまりにも拡張させすぎるとルール同士が衝突し始めて
矛盾を発生させ兼ねないので、どこかで止まる所はある。
その「矛盾が出て来る一歩手前まで限界に拡張した数学」で得られる最大限の大きさ。
恐らく現在の数学で最強と思われるウルトラ極大なサイズ。

ただし存在が予見されてるだけで、誰も見たことはないし構築する事はできない。
ほぼチート。

レベルX クラス 巨大基数が点に見えるぐらいのメタ大きなサイズ。
ただし定義が文章として記述不可能レベルなので人間には議論ができない。
神のみぞ知る。



今年の数学コラムはこれで終わりです。
ありがとうございました。


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