1+2+3+・・・・ = -1/12 日記



「涼宮ハルヒの消失(2010/02/25)」

劇場版「涼宮ハルヒの消失」、
詳細レビュー行っきますよー。

↓以下ネタバレの為反転。


まず避けては通れない不満点から挙げるとやっぱりストーリー。
悪くはなかったんですがどうしても劇場でやるとなるとパンチ不足。
ハルヒ史上最大の大舞台なんですから
原作エピソードの中でもベスト中のベスト級を出してきて欲しかったんです。

詳しく書くと
・ミステリーが凡庸
ストーリーの骨格はテレビで放映した「笹の葉ラプソディ」の連作な感じなので
すでに一度やったトリックの再利用が多く目新しさがない。

・バトルがない
最初から最後までミステリー解きに走り回っていてストーリーが平坦。
せっかくの劇場版なんだからTV版の朝倉vs長門バトルみたいな目を楽しませるエンターテイメント性を入れて欲しかった。
劇中に2、3回ぐらい見せ場を。

・丈が足りない。
テレビで言えば前(謎かけ)・中(謎解き)・後(解決)の3回、
60分で済むストーリーだったんじゃないでしょうか。
むしろ60分が本来の適切な長さと思えるような。
160分引きとどめるにはボリューム不足。

・冗長気味
具体的には
キョンが変わってしまった世界に驚愕!
→クラスメートに聞く→知らない
→みくるに聞く→知らない
→長門に聞く→知らない
→三味線(ネコ)に聞く→知らない
のような。
クラスメート、みくる、長門に3人に聞いて否定されれば視聴者にはもう十分な説明になってます。
その上で猫にまで聞くシーンは冗長になるだけでまるで意味ないじゃん、みたいな。
小説から映画に変換する際にスピード感を出す為のはしゅるべき部分をはしょってない感じがしました。
他には自問自答シーンや病院で目が覚めた後のシーンなどに特に冗長すぎるだろって感じました。
以上がストーリーに関しての不満点です。
点をつけるとしたら60点。
ラノベ一冊として見れば悪くはないですが劇場版として持ってくるには力不足。
これはまかり成りません。



でもアニメーションに関して言うと完璧。
まず作画は抜群。
特に夜+車のライティングや、夜+病院のライティングシーンで長門の光り輝く髪ハイライトなどため息がでるほどの美しさ。
キャラはニュルニュルに動くし(一部シーンの髪の毛や、後ろからキャラを映してるシーンなどは滑らかすぎて多分ポリゴンキャラ使用してるような)
他にもカメラアングル・構図・ポーズや鏡や床への映り込み描写など
普通なら予算の都合で簡略化してしまうような作画にも惜しげもなく
労力注ぎ込んだ力作で
いや本当文句のつけようがないと思います。
京都アニメーションスタジオの仕事に関してはベストに頑張ったので100点あげます。


そして最後に、総合点をつけると80点かな。
アニメーションはいいんですがストーリーが足を引っ張る。
劇場用として視聴するにはエンターテイメント成分がちと足りない。
SFあり、ミステリーあり、バトルあり、ロマンスあり、笑いあり、萌えあり、涙ありの
ハルヒらしさを思う存分詰め込んだ超大作エピソードが欲しかった。
それだけが残念。

個人的評価としてはTV一期、笹の葉ラプソディ > 消失 > TV二期。


「涼宮ハルヒの消失(2010/02/24)」

映画「涼宮ハルヒの消失」を見てきました。
客層は10代多し。男女は半々ぐらいかな?
午後9時の部で200席の劇場に9割5分入りのほぼ満席。盛況でした。


うん、なかなか良かったです。
ストーリーは正直ちょっと物足りなかったですが
アニメーションに関しては現時点の最高クラスの美麗度。
さっすが京アニって感じでした。

次回にもっと詳しいレビュー書きます。


「パソコンとデータ(2010/02/23)」

2010/02/11の日記にも書いたように
私はブラウザを標準設定からかなり改変してるので
たまにサイトで「設定がおかしい」って言われて困ります。

サイトがブラウザに要求する能力を満たしてないって文句言われますのね。
いや実際そうなんですが。

いわゆるブラクラ、有名なのでは例えば無限にウィンドウが開かれるようなアタックとかも
ブラウザに「新規ウィンドウの作成」権限を与えてるから起こるわけで、
だったらユーザーの方で最初からそういう権限を剥奪しておけば
防げるしブラクラもへっちゃらと。
他には広告のHTMLパターンを空に置き換えるフィルタをproxomitronにでも入れておけば広告無効化も可能。
機能を与えるってのは便利な反面、PCの挙動をより大きく乗っ取られる機会を与える事になるので。
それが私がブラウザの機能をわざわざ落としてる理由。

でも最近では特にIE8とかにアップグレードしろってサイトが出てきてうざったいので・・・
proxomitronでUserAgentもIE8に偽造してやった。^^;
IE8限定の機能さえ使われなければ実際に問題ないし。

別にIE8アレルギーってわけじゃないんですが
利便の上ならともかく見栄えの為だけに
無駄な機能を強制してくるサイトが嫌いなんです。
flashで作られた使いにくい企業HPとか.pdfとか。


私の考えとしては、ページやデータってのは読む側が
中のコンテンツを読みやすいように自分の環境・好みに合わせた表示解釈(フォント・フォントサイズ・ページ幅・色・etc...)
するべきであって、
それを実現しようとしたのが(初期)HTMLの作法で
こういう見る環境にあまり依存しないフォーマットは見る側の自由があっていいと思います。


家電やテレビでもユーザーは家電アプリケーションの中でしか動けない、
メーカーの作った制限は越えられない壁があります。
(変な事して壊されたり最悪熱暴走で火災が発生すると大変なので
 コントロールを制限されるのはそれは色々と当たり前なのですが)

逆にPCだとユーザー側がアプリケーションより上の立場にいて
アプリケーションやデータに介入や改変を入れる事で
自分の動かしたいようそいつらをコントロールできる機能があるものです。
PCって便利すぎる。


「爪切り(2010/02/17)」

GreenBell 巧の技 爪切りを購入。


1500円なり。
普通の爪切りが100〜300円って事を考えればまあ高級品かな。
長く使えるものだし少しいい物でも買ってみようかと。

さっそく試用、パチッパチッ。
おお、確かによく切れる。
前に使っていた200円の量産品より半分ぐらいの軽さでサクサク切れます。


・・・・とは言え、正直オーバースペックな気も。(^^;
爪切りなんてそもそも切れ味悪くて刃がちょっとぐらい重くても別に全然苦労じゃない。
100gが50gになった所で得したのかもの凄く微妙。
介護士とかネイルアーティストとか一日に何十分も爪切ってるような人じゃなければ必要なかったかな。
まあ自己満足ってことで。


「Gumbler(2010/02/11)」

最近はGumblerウィルスがPCで流行ってるそうなのでまさかと一応このHPのソースも確認してみる。
・・・ああ大丈夫か。(^^;

そういや一度Gumblerウィルスにかかってるサイトを閲覧したこともありましたが
私のPCでは感染しませんでした。


私はウィルス対策ソフトとかは実は全く使ってないんですが・・・
 ・Javascriptは常時切ってるし(必須なサイトだけでオン)
 ・proxomitronでURLのリダイレクト無効フィルター入れてるし
 ・Webからのソフトのインストール禁止にしてるし
(以上3つはGumblerの感染する標準的な経路・手順)
極力「自動実行」の類はオフ、そして「外部から内部への変更命令」もなるべく許可しないよう
自前でシステムのあちこち設定してるので多分大丈夫でしょう。
(ドライブのオートランとかも全て切るべきです。)


そもそもウィルス対策ソフトってのは被害を未然に防ぐ物ではありません。

1.新種(亜種)のウィルスが誰かによって作られ、
2.どこかのPCが感染する
3.各地でも被害が報告され新種が認知され始め
4.ウィルス検体から検知&撃退ルーチンが作られ
5.そしてその定義ファイルをユーザーが更新する。

ユーザーの手元で動いている対策ソフトが対応するようになるのは5.の段階。

1〜4のステージにいる間はウィルスと照合されずスルーされるので平気で感染します。
他には日本国内限定のマイナーなウィルスとかも
定義ファイルの対策が遅くなるのでもうかなり蔓延しだすまでスルーされ感染します。

だから「最新のウィルス対策ソフト入れてるから安心!」って過信するのは危険ですし
最終的に自分を守るのは自分。
素性のよくわからない怪しいファイル・機能は実行しない、させないのが基本。


「エンマ。(2010/02/05)」


月刊ライバルにて連載中の「エンマ」を購入。

この雑誌は一年ぐらい前に看板作品が急にバタバタと終わりだした時期があって
あまりの不自然さから廃刊の噂も流れましたね。(^^A;
それから今までも続いてるのを見るとなぜか廃刊は取りやめになったみたいですが・・・(?)

さてそんなライバルですが実は結構いい作品も載っています。
少年誌と言うカテゴリ上安易なエロ・グロ・萌えな作画に頼らない正統派で真面目なマンガが多いです。
今回紹介する「エンマ」もその一つ。

主人公のエンマは閻魔大王より使わされた特使で
「いま地獄では魂が多すぎて閻魔大王が裁ききれないので、
地上においてこれから大量の殺人を犯そうとしている者を殺害し、被害を未然に食い止める」
のが使命です。

エンマが殺害とする対象は戦国武将、通り魔殺人鬼、非道な女帝、暴君などの
時代も国も毎回バラバラの多岐にわたり
最終的にはどれもターゲットはエンマの必殺技で骨を抜き取られ殺されるのですが
それぞれに「悪魔の行いの裏には、実は○○○○があった」のエンドが
読み終わった後にしんみりさせます。
悪人は悪人ですが他人を犠牲にしてまでどうしても叶えたかった願いがあります。

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いわゆる「泣き」系。
マイナーながらいいマンガですねー。(;∀;)

この漫画を読んで好きになったらえんどコイチ氏の「死神くん」も読んでみてください。
20年ぐらいも前の作品ですが大変泣けます。


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