「グリップテープ (2023/09/27)」


ヨネックス ウェットスーパーグリップを購入。 300円なり。


元々は、テニスラケット用のテープなんですが。


私個人的には。
このテープでお気に入りのペンをぐるぐる巻きにする


すると、手に吸い付くような
素晴らしいグリップが得られます。
(元はテニス用ですからね、圧倒的です)


・グリップが手に密着してくれる
 → より軽い力でペンを握れる。
 → 疲れにくい

はい、めっちゃ便利です。
オススメ☆




「シンプソンのパラドックス 第01章 (2023/09/23)」








男性女性合計
薬A良い:450  良い:800  良い:1250
悪い 50    悪い 700  悪い:750

薬B    良い:1300  良い:100  良い:1400
悪い:200   悪い: 400  悪い:600

カテゴリ別に見ると
  男性.A 90% > 男性.B 86%
  女性.A 53% > 女性.B 20%
Aの薬の方が良い結果を残してるのに、

男性&女性を合算すると
  人間.A 63% < 人間.B 70%
Bの方の薬が良い結果を出してる。




・・・さて。
あなたはどちらの薬を飲むべきでしょうか?


あなたを「男性/女性」として解釈すればAの薬だし、
あなたを「人間」として解釈すればBの薬。

もちろん、
 「男性/女性である」&「人間である」
は同時に成立できる事実なので、

「Aの薬」と「Bの薬」。
まさに、どちらがいいのかわからない!


これがパラドックスです。



なお。一応申し上げておきますが。
「計算ミス」や、「読み間違い / ミスリード」を誘うような
怪しい行は一つもありません。

シンプソンのパラドックスは
統計学で発生する
純然たる現象です。


どこで何が悪かったか。
さあ、考えてください。




この問題に関してはこれと言った正解はありません。

とにかくまあパラドックスの発生源。
不正なロジック個所を指摘し、
その修正案を出せたなら正解としましょう。




「一枚襟のお話3 (2023/09/20)」


スーツ(背広)のお話 その3。




前回、我々は。

"襟の3Dモデル"は、
平面の布から作ることは不可能だと
示しました。
(絶対に布余り、シワが出来る)

だから、普通は二枚の布を縫い合わせてエリを作る。


これが二枚エリの原理。
市販の99%のスーツはエリが二枚のパーツに分かれてる理由です。





それに対して。この"一枚襟のスーツ"

の正体は。



このように、平面の布に
アイロンで熱をあてて変形させています。
これが一枚エリの原理です。



もちろん、ただ熱を当てて
適当に曲げれば良い者ではありません。

ちゃんとユーザーの首の
3D図形に合わせて
ピッタリカンカンに曲げる必要があり。

それには職人の卓越した技術が必要になる。




これが
襟が2パーツに別れてるタイプと


襟が1パーツのタイプ

の違いです。



つまりは、エリを1パーツで作るってのは:

そのスーツにそれだけの
  潤沢な時間・技術・コストをかけて作ってる
を示す痕跡であり。

仕立ての最高峰を示す、
バロメーターなのです。


(一枚襟だから、良い/悪い ではない。
    品質最優先&コスト度外視 → 一枚襟 → 極クオリティ
    エコノミー優先 → 二枚襟 → 並~高クオリティ
のロジック。)