バナッハ・タルスキーのパラドックス 第1章



バナッハ・タルスキーのパラドックスと言う物が数学にはあります。

これは:
 1.球体を
 2.とある方法でいくつものパーツに分割する
 3.各パーツをちょっと回転する
 4.全てのパーツを結合する
 5.すると元の球体と同じ物体が二つできてしまう

と言うパラドックスです。


名前なら聞いたことのある人もいるんじゃないでしょうか。それなりに有名。
しかし内容は知らない人がまずほとんどかと。

なぜかと言うと
「アキレスと亀」のような身近で誰にでも説明できる
わかりやすいパラドックスと違い
「バナッハ・タルスキーのパラドックス」を理解するためには
それなりの数学知識が必要になるからです。

厳密な議論をするなら大学2〜3年の知識まで必要。えらいこっちゃ。


ただし、それらはあくまで高校以下じゃカリキュラムの内容として教えてないだけで、
思考的な難易度としては
数学に馴染みの薄い一般読者にも
理解することは決して不可能ではないと思います。

要は頭の体操です。パズルゲームの一種です。

今回はそれをやってみようと思います。
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