「萌え絵の科学 ハウツー描く カラー2・顔編 (2018/09/29)」


萌え絵の描き方 第四弾。顔編です。

萌え絵の科学 ハウツー描く カラー2・顔編

  1. 最終目標

    次は顔、およびお化粧に入ります。

    が、残念ながら前回まで使っていたモデルは
    目をつぶってていて
    顔の表情がよくわからなかったため、^^;

    目がパッチリ開いた系の
    別のモデルに切り替えました。

    ←を最終目標として、
    何を考えながら描いていたか説明します。
  2. 化粧1

    私の場合は肌の上に
    ・赤面
    ・チーク
    ・チークハイライト
    ・漫画的//表現
    の4つを入れてます。

  3. 化粧2

    ほっぺたが赤くなるだけで
    顔の印象が格段にアップすると思います。

    なお顔・化粧のタイミングは自由です。
    カラー編1でやったMSH塗りより
    先に処理しても構いません。

    絵の原則的には・・・
    大から小。一番大きな体や髪パーツを塗ってから
    小さなパーツの顔に入っていくのが本筋なんですが。

    キャラクターで一番大事な顔を決めてから
    外の体へと向かうのも十分アリだと思います。
    好きな順番でやってください。
  4. 瞳 ベース

    次は瞳の描き方。
    これが最初のベース。

    (いま黒く見えてる線はラフ画の線)
  5. 瞳 ペン入れ

    ペンを入れて各パーツをはっきりさせました。
  6. 瞳 白目

    白目の領域を塗りつぶします。

    範囲がわかりやすように最初は赤色で塗ります。
    塗った後は白に変えます。



    この後のフォルダ構造は

    瞳フォルダ
    涙 (発光)
    瞳 発光 (ハードライト)
    環境ハイライト (発光)
    下面反射 (発光)
    ハイライト (発光)
    黒目 (乗算)
    瞳 (乗算)
    まつげシャドー (乗算)
    白目
    のようになっていて、
    一番下の白目の上に
    各パーツ・各レイヤーを重ねながら描いてゆきます。
  7. 瞳 まつげシャドー

    まつげシャドーを描きます。

    このように人間の目には
    まつ毛があるから、まつ毛~眼球の中間に
    シャドーが発生します。
  8. 瞳 着色

    瞳に色を入れます。

    色は(128,64,64)ぐらい。

    このあとにエフェクトをかけまくって
    明るくなったり、暗くなったりするので
    今の時点ではどれにでも対応できる
    中間色にしておきます。

    必要ならば後で色を変えます。
  9. 瞳 黒目

    黒目を入れます。
  10. 瞳 ハイライト

    ハイライトを入れます

     左上に大、
     右下に中、
     左下に小の
    三点の光を入れる

    ハイライトを入れた瞬間に命が宿る。^_^;
  11. 瞳 下面反射

    目の下半球に白を入れて、上半球へとにじませる。

    全体にグラデーションがかかり
    瞳の中で色の変化がつくようにしています。
  12. 瞳 環境ハイライト

    さらに緑色のハイライトを追加。
    (この絵では見えづらいですが)目に若干の緑が入ってます。

    これはガラスに周囲の風景が映り込むのと同じ原理で、
    眼球ガラス玉に環境由来の光が
    混じったのを表現してるつもり。

    それと同時に瞳に緑色を入れてる事で
    茶色一色だった状態から
    カラフルさを足しています。
  13. 瞳 発光

    瞳の上にハードライトを入れて
    目を発光させます。

    ※範囲をわかりやすくするためにオーバーに描いてます。

    目が光ると宝石みたいに
    綺麗なので光らせています。
    それと同時に赤が入る事で目がカラフルになります。
  14. 瞳 涙

    ほんの若干、涙を描きます。

    萌えキャラなら
    ちょい泣き顔ぐらいが可愛く見えるような気がするからです。
  15. 瞳 調整

    全体のバランスを見ながら
    今までの瞳ステップを全て振り返って
    調整を入れます。

    納得できたら瞳は終了。
  16. 瞳+化粧

    さきほどの「化粧」と「瞳」を合わせて
    顔のカラーリングは完成です。

    次はいよいよラスト。カラー3 仕上げ編です。