「山での非常用キット (2023/12/20)」


さーて先週は・・・

山で遭難しかけて、
さすがに危なかった。^^;

そこで買ってきましたよ。

非常用キット:

・マルチツールナイフ、ホイッスル、非常食、懐中電灯、電池

・絆創膏、止血用の軟膏、普段飲んでるお薬。

・保温・防水のサバイバルシート。




あとそれから登山用のロープ & HMSカラビナ


ロープはナイロン、2mm径、20m、20g。
ちょい細いですが張力は80kg。

垂直の崖を、上り下りするわけないはない。^^;
坂を斜めに下る事を想定してるのでこれでも十分耐えられる。
  
カラビナ&ロープはあくまで緊急用であり。
普段はデッドウェイトになるので
可能な限り軽量化しました。




あとそれから降り方の勉強。

一番シンプルなケースを想定しますが:


0. あなたは下山時。どうしてもこのような道を下る必要が出てきました。

(実際には落ち葉であったり、雪であったり、氷であったり。
グリップの効かない下り坂は十分起こりうる事です。)




1. そこらの丈夫な木に、輪っかを作りながらロープを結びつける。



2. ロープの中央部分を、手で握りながら降りる。



3. 安全な所まで降りることに成功



4.  ロープの結べ目を、手繰り寄せて、ほどく。



5. ロープを回収する。



あとは1.~5.の動作を
繰り返せばどんどん降りてゆきます。



もっともこの降り方では、手が猛烈に疲れるので。
実際にはもう一工夫があった方がいい。
そこでカラビナです。


 「ムンターヒッチ」
と呼ばれる、この形に配線します。


カラビナのお尻は自分のベルトにひっかけます。



これで何が起こると言うと。



ロープ同士の摩擦で、
デフォルト状態だとほぼ止まった状態になります。
腕力をほとんど使わずに静止できる。

そして右の紐がブレーキ。
引っ張れば止まり、緩めれば動く。
これで速度を調整しながら降りてゆく。



なおこの方法は「HMSカラビナ」と言う、ムンターヒッチ専用のカラビナが必要です。
(普通のD型カラビナだと、結び目が角にぶつかって、ブレーキの形が崩れる)
お間違えのないように。





最低限この2つを覚えて、自宅トレーニングしておけば
相当安全に下降する事ができます。




ははは。やっぱり画面が割れてました。


自分への戒めとして、このまま使い続けます。