「セキュア・パズル 第13章 素因数分解の困難性 (2023/06/03)」


デジタル・セキュア・パズル
第13章 素因数分解の困難性







2023年。今の段階では
  「RSA暗号は安全と考えられています」

論より証拠:
  pq = 5681122605966083300239730227081027570666777715939443079814133155789160573024268682246821906542915721
これを因数分解して、
pとqを取り出してください。

(p,qを選んだ、作者である私は知っている。)




参考までに言えば:
NVidiaのGPUの計算能力が大体
  36,000,000,000,000演算 / 秒
  = 3.6 × 1013  演算 / 秒
  
富岳の計算能力が
  440,000,000,000,000,000演算 / 秒
  = 4.4 × 1017  演算 / 秒

  一年間 31536000s 回し続けて
  1.4 × 1023  演算


これは
  pq = 5681122605966083300239730227081027570666777715939443079814133155789160573024268682246821906542915721
  ≒ 1050 × 1050



めっっっっっちゃ頑張れば
開けられるかも知れませんが。^^;

いずれにせよ。
クラック側にはとんでもない
労力・コストが必要になる。
はっきり言って「割に合わない」。

相手が諦めて帰ってくれれば、
十分セキュアと言えるでしょう。