「フィギュア撮影2 (2023/02/08)」


フィギュアの撮影。設定メモを残して置きます






フィギュア撮影には、
大きくわけて
・機材
・ライティング
・カメラの撮影設定
・ポージング
・補正1
・補正2
のグループがあると思います。
それぞれを解説してゆきます。





機材編:
  カメラ:
  


スマホのOppo Reno5A (20,000円)。

もちろん、プロクオリティを目指すなら
10万~する本物のカメラ・レンズを使った方がいいと
思いますが。

やはりフィギュアの撮影の為だけに
そこまで金をかけるのはハードルが高い。

まずはお手軽なスマホカメラからスタートして。
それで限界が見えた時に
もっと良い道具に乗り換えるのがベターかな?
    



撮影ボックス:

5000円~ぐらい。

サイドのレフ板、天井ライト、ディフィーザ。
などが揃った一式セット。

絶対にあった方がいいです。
撮影ボックス なし 撮影ボックス あり

やはり「撮影」の為に考え出された
機材セットだけあって
持ってると写真のクオリティがぐっと上がります。
  


  
ライト

私の場合は、普通のデスクライトを使ってます。
  
ただしそのまま使うと、光が強すぎてギラギラ・テカテカ。
嫌な光になってしまうのですが。
対処法はいずれ「ライティング編」が来た時に説明します。




三脚 & Bluetooth シャッターボタン

1000円+1000円ぐらい。

撮影の後に

  「あっ、手ブレしてた!撮影し直しだ・・・」
二度手間を回避するためには・・・
カメラは三脚で固定。そもそも手では触らないようにする。

さらにシャッターボタンを押した振動で、
スマホ~カメラが揺れるのを防ぐため
BTシャッターで発射します。



機材編はこれでおしまい。
最低限
  スマホカメラ + 撮影ボックス + 適当なライト + 三脚 + BTシャッター
  
手持ちのスマホに、 ~10,000円の撮影機材を買えば
十分フィギュア撮影は開始できると思います。




この後に「ライティング編」、「ポージング編」などがあるのですが。
・・・スキップします。

読者的には
  「そういうのいいから。はよ写真を見せろ
ってリクエストが多いと思うので。^^A;

ライティングやポージングとか。細かい設定は後回しにして
もう撮影に入ります。


  
カメラ設定編:

・標準カメラ アプリ
・プロモード
・ヒストグラム表示あり
・ISO100
・ホワイトバランス 4500K。

この状態で、
シャッタースピードを色々動かして
ヒストグラムを見張ります。

理想的には、
・白飛びしない範囲で (山の90%が見える)
・可能な限り明るい  (山を可能な限り右に)

ヒストグラムが写真のような
形に来るのがベストだと思います。

なお「おまかせ」や「AI補正」などは全てオフ。
マニュアルモードにしてください。

おまかせの一番困るところは、
勝手に味付けされる所です。
色・明度などが一枚ずつ違ってくるし、
あと"白飛び"が結構発生してます。

そういうのがあると後の加工段階で
逆に面倒になるので、
全部オフ。マニュアルで調整する方が確実だと思います。



で、ここまで来て撮影した
「ソース」がこれです。

カメラ:OPPO Reno5 A
サイズ:2080 x 4624
露出モード:手動露出
露出バイアス:F/1.0
明るさ:F/2.4
露出時間:1/60秒
Fナンバー:1.7
レンズ口径:F/1.7
シャッター速度:1/59sec
焦点の長さ:4.7mm
フラッシュ:なし
ISO速度:100
ホワイトバランス:手動


基本は「暗め」。
  
これだとぱっと見、
暗すぎるように感じますが。

あとから補正で明るくする
前提で撮ってるのでこれで合っています。

ソース暗め 明るく補正

  撮影時に暗め → 補正で明るくする
は可能ですが。





ソース明るめ 暗く補正

 撮影時に明るすぎ → 補正で暗くする

白飛びしてしまったピクセルは
もう戻せません。
暗くする方向の補正は不可能だからです。


「明るすぎ」になるよりかは
まだ「暗すぎ」になる方がいいです。



まあいずれにせよ。
これが私のソース画像。


ソース ファイナル画像

あとはこれに様々な色の補正をかけて、
ファイナル画像に持ってゆきます。

次回は「補正編」。