「ハウトゥー・メイク・漫画4 (2021/07/21)」


前回、

全景と背景。「絵」の部分は全部作りました。
次は



23.スピーチ入れ
 
セリフを入れます。



25.エフェクト入れ

 


汗・漫符・移動エフェクトなどを入れます。



26.ライティング



ライティングを入れます。

画面を見て、
  「なんとなく物足りない」
と思う箇所は
とりあえず光らせればよく見えます。(汗)



27.サウンド



擬音・サウンドを入れます





28.枠線アウト

塗りつぶしツールを外側に垂らして、
枠線の外にハミ出てる領域を
潰します。

サウンドやスピーチなどは
枠線よりも上にレイヤーにいるので
影響は受けません。





29.ペンタッチ
 

主線に強弱をつけて
画面にメリハリを付けます。
 → 
具体的には:
  ・より強調したい場所 (まつ毛など)
  ・シャドーが強く出る場所
  ・服のシワ
  ・Z軸が大きくジャンプしてる場所 (顎 → 首など)
  ・凹んでる場所 (折れそうな線を補強してあげると安心感が出る)

こういう場所を太く塗ると
よく見えると思います。


ペンタッチは
  「なぜそうするのか、理屈」
ではなく
  「こっちの方が心地よく感じる、感覚」
の世界です。

何百枚も描いて、
  「どこに、どういう風に、ペンタッチを入れたら絵が良い方向に動いたか」
経験を蓄積するしかありません。




30.原画抜き
 

最後に原画を抜きます。

原画には
  「今から描画しようとしてる絵の設計図」
が全て詰まっているので。

原画:


最後の最後までキープしておいて
全ての工程が終わったあとに抜くのがいいと思います。

原画を抜く前と、抜いた後で印象が変わらないのが理想です。
(逆に、原画を抜いて印象が変わると言うことは
まだなにか描写してない物がある)





31.ページ番号

ページ番号を入れます



32.最終チェック



全体を見て、ミスの修正や
物足りない部分の付け足しなど
最終的な手直しを入れます



33.完成


裁ち切り線の外を切り落として2ページ分が完成です。



34.手直し
  
あとさらに、
一話全体ができてから読み直して
あと1~3回ぐらい小さな手直しが入ります。




合計86レイヤー
   (+背景は別処理してて20レイヤーぐらい)


マンガを描くって、これぐらいの。わりと結構な作業が必要ですが。

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もんのすんごく楽しいです!
0から100まで作者の手で世界を作り上げる。
これほど楽しい作業は他にないと思います。はい。