「数学コラム よくわかる!コンパクト性の説明 パート3 (2020/09/15)」





前回のおさらい。

コンパクト性の定義:
Kを位相空間とする。

開集合の族Mが集合X全体を覆う時、
  X ⊂ UλMλ
MはXの開被覆と言う。

位相空間Kにおいて、
あらゆる開被覆が有限部分被覆を持つ時に
コンパクトと言う。

特に閉集合[0,1]はコンパクトである。
  (ハイネ=ボレルの被覆定理)




開集合(a,b) =  aからbの間にある全ての数を集めた集合。
         ただし端の2点。a,bは含まない

閉集合[a,b] =  aからbの間にある全ての数を集めた集合。
         端の2点。a,bを含む


両者の違いは、壁がある/ないだけなんですが
性質としてはとても・とても・とても大きな違いがあります。

何がそんなに違うかの説明です。