「数学コラム 巨大有限数のお話(16) Rayo数 (2019/07/10)」


巨大有限数コラム。エクストラパート。

現在。2019年度の巨大有限数のワールドレコードを持ってる
Rayo数を紹介します。



Rayo数の定義

これをプレーンな日本語に翻訳すると、
Rayo数とは、10100文字を使って定義できる全ての数より、一つ大きい数

・・・出たねぇ。^_^A;
これは本当にチート。



Rayo数は・・・デカい!
ランクは21。Uncomputableカテゴリ。その中でもさらに大きい方。

これはTREE3より、SCG13より、Loader数よりよりデカい。
 (BX関数とは同程度。どちらも無差別に全パターンを捜査して最大を探してくるタイプ)
巨大有限数のほぼ理論値に到達してると思います。

なぜなら、結局数学は人間が扱う以上
最終的には
 「文字に起こして他人に説明する」
プロセスが必要であり、
文字に起こした時点でRayo数に負ける事が確定します。

宇宙に存在する原子の数は1080程度であり、
人間には10100文字を描くことはできないからです。



これは本当にヒドい。(^_^A;
なぜなら具体的にどうやってRayo数を構築するかは
一言も言及されていない。

ただ単に「私の考えた巨大数は、『あなたの考えた巨大数』を+1した数」と返してるだけ。

だからRayo数は2019年の巨大有限数
ワールドレコードを持っていますが、
もうここまで来るとやってるのはただの言葉遊びゲームになっていて
研究価値としては0です。はい。

面白みがないので擬人化もありまっせーん。




次回に続く。一応Rayo数より大きい数もあるのでいくつか紹介します。