「DeskMini A300を購入。 その3 (2019/05/28)」
新しいマシンでディスクベンチマークを回してみた。
私が普段。作業用に使ってるドライブの速度を測ります。
(DeskMiniA300 CPU:Athlon 200GE 定格 メモリ:16GB ストレージ:RAMディスク 4GB)
ま、こんなもんだよね。
2019年最速のSamsung SSD 970 Evo Plusと対決。
(CPU:Core i9-9900K メモリー16GB ストレージ:Samsung SSD 970 Evo Plus)
ascii.jpより
あっぶね。あやうく負けるかと思った。(;´Д`)
最近のSSDは速すぎて困る。
でもMVME SSDの理論値が3940MB/sだから
4000MB/sオーバー出してれば勝てるでしょう。
ん・・・?
どうやってこんな数値出してるかって?
不正じゃないですよ。マジモン。^_^;
種明かしすると。
RAMディスク使ってまーす。
そもそもどうやってPCが動いてるかって話になりますが。
PCの中では
CPUレジスタ → CPUキャッシュ → メモリ → ストレージ
の順にデータが流れてます。
上流ほど速いが容量が低くなる。
下層ほど遅くなるが大容量。
その中でメモリ層。現在主流のDDR4は理論値19200MB/sぐらいで動いてます。
で、データを保存するときにはメモリからストレージへコピーするわけですが。
そのときにストレージのボトルネックで詰まって100~500~3500MB/s程度まで一気にスピードが落ちる。
Q. じゃあどうすれば高速化できるか?
A. セーブするときに速度が落ちるのだから、セーブしなければいい。^^;
手品の種を明かせば簡単ですねー。
RAMディスクとは、メインメモリの中に仮想的なドライブを作り、
あたかも実在するドライブのように振る舞わせるソフトウェアツールのことです。
ただのソフトウェアであってドライブとしての実体はない。
実体がないから速い。
使い方はいたって簡単。
RAMディスクを作成するとz:ドライブみたいな物が出てくるので、
あとは実ドライブと完全に同じように扱えます。
ただしRAMディスクの注意点としてはPCを再起動するとデータが全部消えます。
だってセーブしてないから。^^A;
(スリープはメモリに通電してデータを保持してるので大丈夫)
RAMディスクの正しい使い方としては
1.作業に使うファイルをRAMディスクにコピー(チェックイン)
2.RAMディスク上で作業し
3.作業が完了した時点でデータをストレージにコピー(チェックアウト)
2.RAMディスク上で作業し
3.作業が完了した時点でデータをストレージにコピー(チェックアウト)
こんな感じに。作業用の一時スペースとして完全に割り切って使います。
「ながらセーブ」「作業ファイル」「キャッシュファイル」みたいな
常に書き換えられる、恒久保存の必要のない一時データは
全部バーチャルで済ませようってのがRAMディスク、RAMファイル、RAMフォルダの用途です。
扱いにはクセはありますが
正しく乗りこなせば4000MB/sで動く化物ドライブが手に入る。
しかも価格は0円。発熱は0度。消費電力0W。ディスクの摩耗0。どれだけ酷使しても壊れない。
だって実体はどこにもセーブしてない。嘘っぱちドライブなんですから
ストレージにかかるコストが発生するわけないんですよ。わはは。^^A;
RAMディスクの弱点を挙げると
容量が少ない(1GB~4GB程度が現実的)。確保した容量の分だけメインメモリを食われる。
作業用のフォルダと割り切って使いましょう。