「数学コラム 巨大有限数のお話14 Cantor Atticの塔 (1) (2019/03/25)」


数学コラム 巨大有限数のお話14 Cantor Atticの塔 (1)


おさらい。
巨大数ランク表:

ランクカテゴリ名スケール相撲スケール
0特になし10一般人
.........
19Higher computablefθ(x)優勝
20Unreadable不明人間じゃない
21Uncomputable計算不可能。生物じゃない


実は・・・・これまでさんざん
大きい 大きい 大きい 大きい 大きい
と連呼していたグラハム数、TREE(3)、SCG(13)、Loader数、BX関数などは
実は小さいです^^;

あのランク21 最強最大のBX関数ですら小さい。
それどころかランク22以降。BX関数より大きいと言われるRayo数やBIGFOOT数なども
小さい小さい。

理由は↓





数学の中には
無限ω0、およびそのファミリーωn無限シリーズ
がある。

 無限 >>>>>>>>>>> 巨大有限数

なので「(無限を含めた)あらゆる全ての数のサイズ比較」で考えた中では
有限巨大数はとても小さい部類に入ってしまうんですねー。




それではこれまで解説してきた巨大有限数に意味はないのか?
と言われるとそんな事はありません。
(続く)