「一万円のノートパソコンを購入2 (2018/02/03)」


さて、一万円の超安パソコンで1700MB/sの速度を出す秘密は・・・

RAMディスクです。

RAMディスクとは、パソコンのメモリの一部を割りあて
仮想ディスクを作る技です。
RAMディスクを作るやり方は自分で調べてーね。^^;

私の場合はメインメモリ4GB。その内の1GBをRAMディスクに割りあててます。



RAMディスクのメリット:
・超速 ポンコツノートパソコンでも1700MB/sぐらい余裕で出る。

デメリット:
・容量が少ない。ノートで1GB、デスクトップでも4GBぐらいが限度。
・実体はメモリなのでどこにも保存していない。電源が落ちればデータが消える。
・上がるのはディスクの速度だけ。CPUやGPUに依存する処理には関係ない。


種明かしをすればびっくりするぐらい簡単な仕組み。
RAMディスクとは「見せかけ」の仮想ストレージであって
どこにも保存していない。だからウルトラ速いわけです ^^;



そこで「データが消えるディスクなんか、意味あるのか?」と
思われるかもしれませんがこれが大アリです。


RAMディスクには大きく分けて二つの使い方があります。
ケースA. 一時ファイルの保存:
  1. OSやソフトが生成するtempファイル
  2. ブラウザやソフトが生成するキャッシュファイル、

など。
「いつ消えても構わない」もしくは「後で消す予定」の一時ファイルなら
データ消滅のデメリットがないので
あとは速度だけが残る。
こういうファイルはRAMディスクに保存させると効果がバツグンです。


ケースB.作業中のファイルを保存する
  1. 作業中に使うデータ/ファイルを1GBだけ選んで、RAMディスクに入れる
  2. 作業中は1700MBの爆速でぶんまわして、
  3. 作業が終わったらHDD/SSDに保存する。
これがもうひとつの使いみち。



現状のPC業界では「ディスクを高速化したい → SSD」が常識ですが、
いや実際全てのファイルをSSDの500MB/sで呼び出す必要はないんですね。^_^;

本当に高速でアクセスしたいと思うのは
せいぜい作業中に使ってるファイル1GB程度。
そいつらをRAMディスク上に移動して作業すればいい。


最新/高いハードは必ずしも必要ではない。
ちょっとした知恵を使い、運用を工夫すれば
ポンコツPCでも超圧倒的なスピード/コスパが手に入る。
それがRAMディスクです。




あと、PCの電源を切る時は「スリープ」機能を使いましょう。
スリープを使えば待機電力0.1Wで、起動時間1秒でPCが立ち上がります。
今のOSは安定してるのでずっとつけっぱでも全然問題ないです。
再起動なんて半年に一回ぐらいでいいですわ。