「アニメ けものフレンズ (2017/04/01)」


けものフレンズ。
第12話 最終回を見終わって・・・・




いい・・・
このアニメの一番特筆すべきって「居心地の良さ」だと思います。

フレンズみんながいい子いい子。
登場キャラクターが100%純粋な善意だけで出来ている。
人を騙したり、傷つけたり、悪い事を考える人が一人もいない。(;o;)
パーフェクトな「やさしい世界」。
あーーー。居心地いいよここぁ・・・( ̄ー ̄)


恐らくこれはキャラが動物モチーフ。
人間にはありえない行動パターン、
動物だからこその成立した世界観なんだと思います。


以下まじめにヒットの要因を私なりに考察してみました。




今までにも「動物アニメ」はたくさんありました。

パっと思いつくだけで
1940年 トム&ジェリー 

~~~
1984年 名探偵ホームズ 

1986年 メイプルタウン物語

~~~
2010年 アメリカ マイリトルポニー

2016年 ディズニー ズートピア

漫画でいいならジャングル大帝、クマのプーさん、銀河伝説、ぼのぼの、・・・
いっくらでもあります。


が、肝心なのは彼らは「人間の動物化」であり、
高度な知性~言語~文明~ソサエティを備えており
中身としては完全に人間なのです。




しかしけものフレンズは違う。



キャラクターが人間じゃない。
知能&言語はありますが、文明やソサエティはない。
非常に原始的な生活をしてて、それは動物サイドに近い。

つまり!
けものフレンズと言うのは既存の「見た目=動物。中身=人間。 動物人間ドラマ」ならぬ
史上初の「見た目=人間。中身=動物 人間動物ドラマ」です。
(少なくとも私の知識範囲内では同じカテゴリの作品は他にない)




こんな斬新な世界観は誰も見たことがなかった。(^_^;

あまりにも初めての経験だから
第1話を見ると
   「? 何これ??? いったい何がしたいのこのアニメは・・・
になりますけど

2~4話まで見てこれは「動物ドラマ」であり、
動物の思考レベルから話が構成されてるんだと理解すると

   「あー あー あー。これは、そういう話なんだ。そうやって楽しむんだね。ふんふん。

ってわかってくる。
ここでようやく視聴者側がけものフレンズの読み方に気付いた。


ビジュアル的な萌え・美少女を期待するジャンルではない。
むしろ動物ランド。シンプルに動物の可愛さと触れあうアニメです。見るべきは中身の方。




スタッフが最初から狙っていたのか
それとも偶然でこうなってしまったのかはわかりませんが
結果だけ見ると「動物ドラマ」って新しいジャンルを開拓したすごい作品ですね。

映像は低予算CGでしょっぱいですが(^_^;
回を追うにつれ内面の可愛さが視聴者に伝わって
これほどの爆発的ヒットに繋がったのも
納得だと思います。