「HDD暗号化(2008/05/30)」

USBメモリ紛失によるデータ流出が世間で騒がれてるこのごろ。
セキュリティ意識の高まりを受けて
私も手持ちのパソコンのHDDを暗号化してみました。

暗号化にはいくつか方法がありますが今回はTrueCrypt(以下TC)と言う
フリーソフトを使いパーティションモードで暗号化してみました。
TCの詳しい使い方に関しては日本語版もありますのでTCの配布ドキュメントを参照にしてください。

ここではTCを使っての暗号化の方法、暗号化したらどうなるか、どうやって暗号化されたドライブを使うかなどを簡単に説明します。
USBメモリやSDカードとかから作られたドライブを使えば気軽にお試しできます。



まず暗号化の前にHDDはパーティションで区切ってOS領域とプライベート領域にわけるといいでしょう。
 c:Windowsのシステムドライブ
 d:データドライブ
など。

c:はOSやプログラムが入ってるだけで個人データなどは入れないようにするので暗号化する必要はありません。
そのままにします。
プライベートなデータを詰め込んだd:ドライブだけを暗号化するとします。
(c:にはレジストリとしてある程度の履歴やパス情報が残りますが。この方法では。)


TCを使ってd:を指定し暗号化作業を開始すると
d:は暗号化状態でフォーマットされ中身は全て消去されます。(当然中身のバックアップは取っておくこと!!)

暗号化フォーマットが終わるとドライブは解放され通常画面に戻ります。
d:の中身は暗号化されたので外部からは一見デタラメなデータの羅列が入っているだけのように見えます。
よってd:はOSからは新規HDDと認識され、
エクスプローラーのツリーなどからはd:ドライブに
アクセスしようとすると「フォーマットしますか?」と聞かれます。(絶対にしてはいけません!)

この暗号化されたd:ドライブを読むには再度TCを使います。
TCからソースの指定に「d:ドライブ」、その展開先に「e:ドライブ」(場所は任意に選択可能)を選択し、
正しい解除パスワードを入力すると暗号解除後のHDDの中身に相当するe:ドライブが出現します。

e:ドライブは普通のHDDと全く同じよう振る舞うので
後は普通のHDDと同じようにe:に読み書きすればいいだけです。
バックアップされていた旧d:ドライブのデータを新e:(解除ドライブ)に普通に書き戻してください。
TCがe:を通じてリアルタイムで実体のHDDへの暗号化・復号化を担当し読み書きを通すので
ユーザーはその後何も意識する必要ありません。


e:が普通のHDDと違うのはOSを終了させるとドライブが消滅する事です。(当然中身は生きてますが)
次にOSを立ち上げた時には初期状態でc:とd:しか見えてなく
e:に再度アクセスするにはまたTCからパスワードを打って
d:からe:をマウントする作業を行ってください。

以後席を離れる時は電源を切ってe:を消滅させ、(休止状態やログオフでも同様に消滅させられます。)
席に戻ったらパスワードでe:を出す。これを繰り返します。
これで全ての手順が終わりました。お疲れさまでした。


なおこのままでは暗号解除前に相当するd:ドライブ(OSからは未フォーマットの新規ドライブに見える)と
それの暗号解除後に相当するe:ドライブ(OSから普通のHDDとして扱える)の
二つがエクスプローラーに出現してこんがらがるので
ドライブレターは変えておいた方がいいでしょう。

生ドライブのd:はまず使う事がないので目立たない後ろの方のx〜z:にでも、
解除後のHDDはd〜:にでもしておけばいいと思います。
(任意のドライブレターを隠すソフトがありますからそれらを使えばx:ドライブも表示から消してすっきりできます。)



●メリット
 ・PCを終了するか、アンマウントを選択し手動で切り離しておけばHDDの中身を他人に見られる事はほぼ絶対にない。
 強力な暗号がかけられているのでパスワードがなければ中身を解読することはまず不可能です。

●人為的デメリット
 ・マウント時にいちいちパスワード入力がいる。
 ・実体ドライブと解除後ドライブの二つができて見た目にややこしい。
  複数のHDDを接続してそれぞれを暗号化すれば台数分×2だけ分裂してどんどんややこしくなります。
 ・簡単なパスワードだと推測され破られるかも。
  複雑なパスワードだと忘れた時にHDDが使えなくなる。いちいち打つのが面倒。
  本気で運用する覚悟がないと使えません。
  個人的には好きな小説・映画・ゲーム・漫画などのマイナーな登場人物の名前とかが覚えやすく
  かつ推測されにくいと思います。

●機械的デメリット
 ・HDDにアクセスするたびに少しCPUパワーを食う。
 ・10〜20%ぐらいHDDのスピードが落ちる。



機械的なデメリットの方は体感的に全然感じませんでした。
最近のマシンならまず問題にならないでしょう。

ログインするたびにパスワードの入力が必要になるなのはいままで開けっ放しにしてた身としては面倒に感じますね。(^^A;
しかし入力を面倒くさがって開けっ放しにするとそれこそ本末転倒(爆)ですし。
セキュリティの為にはどうしても必要なので慣れるしかないです。

あとパスワード入力が面倒ならUSBメモリーに入れたファイルを解除鍵として使うなどの
USBドングル的な設定もTCにはあります。
ただしそれはそれでUSBメモリーを紛失したり
フラッシュメモリの寿命によるデータ破損が起こると
取り返しのつかない事になるので個人的にはあまりお勧めできないような気がしますが・・・

勝手な憶測ですが多分あと数年以内にはHDDに標準でハードウェアの暗号サポートが来るんじゃないかと思ってます。
そうしたらソフトによるオーバーヘッドが減り便利なんですが。


「怒首領蜂 大復活(2008/05/26)」

Caveのアーケード用新作シューティングゲーム「怒首領蜂 大復活」を週末にやってきました。

第一印象としては敵が固い固い。(^^;
ちっこい奴でも粘る上に大量の弾を撃ってきやがります。
ボンバーマンになればなんとか5面までは行けたので一周目は以外と簡単か?と思いきや
他人の5面後半プレイを見て( ゚д゚)

斑鳩かよ!
レーザーにはレーザー状態で、ショットにはショット状態で返すのってもう属性システムですね。
弾幕攻勢以外の攻撃を取り入れた意欲作だと思いました。
一周目であれなら果たして二周目はどうなるんだ・・・

私は個人的にボム(ハイパー)前提のステージ構成や
弾消しシステムは好きじゃないので様子見します。


「超音波洗浄機(2008/05/24)」

先日通販で購入した超音波洗浄機が届きましたー。


予想よりも早く入荷したみたいでよかったです。
使用したショップはtelaffyでした。


購入のきっかけは腕時計の金属ベルトのジョイントに錆と汚れが溜まり
曲げる事ができないほど固くなってしまって困ってたんですよ。

クレ556をスプレーでさしたりしてみましたがどうにも取れず
もう時計屋さんに洗浄してもらおうかと
諦めかけてた時に超音波洗浄機の事を思い出して試してみようかと。

さっそく洗浄してみました。
やりかたは超音波洗浄機に水を入れて、中性洗剤(一般の食器洗い用洗剤でOK)をちょっと垂らして、
洗いたい物を中央に置きスイッチ入れるだけ。

結果は・・・
大成功!やった。カクカクに曲がる。
洗浄直後に触ってみると錆と汚れが茶色い液体になって
分解され漏れ出てゆくのが見えました。
汚れを内部から破壊する文明の利器ですね。振動恐るべし。


個人的にはこの後も眼鏡の選択に大活躍しそうです。
一家に一台あるとなにかと便利なんじゃないでしょうか。


「ケツイ日記(2008/05/22)」

先週ケツイやったら裏突入〜。
順調に2-5でゲームオーバー。(爆)
二周目開始時の点数は1.98億でした。2億になった記憶ありません。

私は気軽に楽しみたいなんちゃってクリアラーなんで何よりも遊んでて楽しいと感じる事が第一!
苦痛やリスクを背負ってまで攻めるのは止めて
基本的に安全パターン派です。(無理のない、余裕のある範囲でなら稼いでますが)
しかしそれにしてもちょっと低いなあ。(゚д゚|||

新しい事に挑戦した方がモチベーションも維持できますし
今度からもうちょっとだけ攻めてみる事にします。
時間のかかるボス・中ボス稼ぎは嫌いなので無視するとして、
道中を伸ばして2.1億ぐらいは見たいかな・・・


「超音波洗浄機(2008/05/20)」

通販でツインバードの超音波洗浄機を注文しました。
でもショップからの返答メールが来て初めて気づいたんですが取り寄せ品なので一週間待ちとの事。

しまった!
値段だけ見て納期をさっぱり見てませんでした。
注文確定してしまったからキャンセルできませんし待つしかないか。orz


「卓球DASH!(2008/05/14)」


月刊チャンピオンで連載されている「卓球DASH!!」第10巻購入。


爆発はするわボールは異次元に曲がるわコーヒー缶のオーラが出るわ
とても卓球してるようには見えない
必殺技系のバカスポーツ(褒め言葉)マンガですねー。

いまこれが面白い!


「わたしのお嬢様(2008/05/08)」


「わたしのお嬢様」第2巻購入。
4コマ本です。

樹るうさんの絵はいつ見てもいいですなー。

集められた単行本は全部持ってます。

「集合論(2008/05/02)」


「集合論 独立性証明への案内(ケネス・キューネン著 藤田博司訳)」を購入。
数学の中の集合論と言うジャンルについての本です。

ちなみにどんな感じになってるかと言うとこんな感じ。

MA(マーティンの公理)とは、可算鎖条件を持つコンパクトなハウスドルフ空間は2ω個未満の至るところ非稠密な閉集合の和集合になることはない

なんじゃこりゃー。・゚・(ノД`)・゚・

定理と証明とかはこんな感じ。

(^_^A;;

これは集合論の1ページですが
数学ではどの分野でも上の方にいくほどどんどん抽象化・積層化・特殊化された理論や概念と専門用語だらけで
数学者同士でもジャンルが離れてるとお隣さんは
何をやっているかわからない状況になります。(集合論は特に異端派です。)

個人的に集合論は大好きな分野(まだ読める・・)なので挑戦してます。
到達不能基数とか聞くだけどワクワクする単語。集合論にはロマンがあってとっても素敵なんです。


さて例えば上記に頻繁に出てきた稠密と言う言葉の意味を説明しますと、
稠密とは、集合Xが部分集合Dを持ち、Dの閉包がXになるようなDの事です。
Dの閉包とはDを含める事ができる最小の閉集合の事です。
閉集合とは集合Aの中に含まれる任意の点列xnの極限、limn→∞xnが必ずAの中にある集合Aの事です。
集合とは点の集まりです。

まあこんな感じで。最終的には「稠密=ある特殊な性質をもった点の集まり」になります。
どれだけ難しい単語・定義・概念でも最終的には全て「○○はある特殊な性質をもった△△の集まりである」
みたいな平素な言葉に翻訳できるんですねー。

歴史的にはプロセスを逆回しにして:
点が集まって集合ができ、集合の中で閉集合と言う便利な性質を持つ物が発見され、
閉集合を使った閉包と言う応用が発見され、
閉包で全体を作れるほど密度の高い時に稠密と言う名前がついて、稠密が〜の時にマーティンの公理が〜
と、点から始まって新しい重要な概念が発見されるたびに考察の対象が1レベルづつあがってゆき
ここまでひどい状況になっちゃったと言うわけです。(汗)


2008年04月の日記
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